デジタルエンタメで電子マンガと音楽配信が消費2倍に 家計簿から分析

» 2022年01月24日 16時10分 公開
[ITmedia]

 エンタメ関連のデジタル消費はコロナ前の1.5倍に拡大し、月間支出のうち4.3%に——。950万ダウンロードの家計簿ソフトZaimに記録されたデータから、こんな状況が分かった。

 Zaimを運営するZaim(東京都港区)によると、エンタメ関連のデジタル消費はコロナ前の平均が2.9%。ところが、ステイホームが広がった2020年3月に大きくデジタル化が進み、4月には7.5%まで上昇。その後、非デジタルの回復もあったが、直近1年間は4.3%で推移している。

エンタメ関連デジタル消費の、支出に占める比率の推移

 面白いのは、非デジタルのエンタメがコロナで落ち込むと共にデジタルが伸びたが、非デジタルが回復しても、デジタルは高い支出を継続していることだ。

非デジタルの落ち込みで伸びたデジタルのエンタメ支出だが、非デジタルが回復してもデジタルは強い

デジタルエンタメで伸びたのは電子マンガと音楽配信

 ではエンタメの中で、どんなジャンルが伸びたのか。カラオケ、映画館などの三密傾向エンタメが大きく落ち込む中、19年対比で大きく伸びたのは、電子マンガと音楽配信だった。動画配信やオンラインゲームが1.5倍前後の伸びにとどまったのに対し、電子マンガと音楽配信は約2倍に支出が拡大した。

2019年比では、大きく伸びたのは電子マンガや音楽配信だった

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.