無印良品を展開する良品計画は、4月下旬に世界最大の大型店「無印良品 広島アルパーク」を増床リニューアルオープンすると発表した。「地域の皆さまとすこやかな暮らしをつくる」をコンセプトに、商品販売にとどまらず西日本初のサービスも導入する。人口減少と高齢化が進行する広島県の地域課題解決に向け、地域のコミュニティセンターとなる店舗を目指す。
同店は、大和ハウス工業が大規模改装工事を進める広島県西区の複合商業施設「ALPARK(アルパーク)」西棟の1・2階にオープンする。リニューアル後の売り場面積は約6100平方メートルで、ALPARK東棟にある既存店の約8倍となる。無印良品のほぼ全ての商品とサービスを取り扱う「生活全部店」として展開する。(関連記事)
西日本初となる「まちの保健室」では、衛生用品や軽い運動に適したウェアやシューズ、体をほぐすために役立つオイルなど、心身を健やかに保つことができる商品をメインに販売する。ほかにも地域の看護師・保健師らによる健康相談やからだの計測など、健康に関するイベントや情報発信、薬といったサービスをワンストップで提供する。
「食と農」「地域の生産品」の活性化として、広島県産の旬の野菜や、県産物を用いた加工食品の販売を行う。また、地元企業と連携した工芸品の販売や未利用資材を活用した家具の開発も進めるとしている。
また、「空間事業」サービスも西日本では初めての導入となる。「家」「オフィス」「商業施設」「公共」の4つの分野において、企画から考える空間づくりのサービスを行う。「部分リフォーム」や「MUJI INFILL+」など、心地よさと個性を生かした居住空間を提案する。
そのほか、ワークショップや企画展示など地域の交流スペースとなる「Open MUJI」や、持参した容器に必要な量だけ購入できる、洗剤やシャンプーの量り売りなど環境に配慮したサービスを展開する。
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