コロナ禍で急速に飲み会が減少したことを受け、社会人の飲み会に対する意識は変化している。果たしてこれからの時代も、「飲み二ケーション」は必要なのだろうか。20〜65歳の男女を対象に、「コロナ終息後、飲み会に参加したいか」と聞いたところ、年代別で意見に差があることが、システムインテグレーション事業などに取り組むLASSIC(東京都港区)の調査で分かった。
コロナ流行以前、以後での飲み会の頻度について聞いた。コロナ前は月1回以上飲み会に参加している人が40%を超えていたのに対し、コロナ後は10%程度に減少。飲み会に参加しないと回答した人は、コロナ前は男性24.1%、女性32.6%だったが、コロナ後は男性58.7%、女性66.4%と約2倍に増えた。
続いて「コロナ流行終息後、流行以前の飲み会頻度に戻したいか」聞いたところ、頻度を戻すことに最も意欲的だったのは60代(46.5%)だった。次いで、20代(40.2%)、50代(39.4%)、30代(34.8%)、40代(33.4%)という結果に。
この結果を踏まえて、同社は「50〜60代は、飲みニケーションが盛んだった世代であり、飲み会に抵抗が少ない。20代は若手層ということもあり、飲み会の場を利用して同僚や上司との関係性を深めたいという背景がある」と分析。また、飲み会への参加意欲が低かった30〜40代に対しては、「子育て世代が多く、コロナ禍で家族と過ごす時間が増えたことで、プライベートを優先する志向が高まったのではないか」と考察した。
今回の調査は、2021年8月30〜31日に、全国20〜65歳のテレワーク、リモートワーク経験者の男女を対象にインターネット上で実施した。有効回答数は1035人。
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