自立から自律に向かう仕事・就労意識の3フェーズを1枚のスライドにまとめるとこうなります。
「5+3=●」的な閉じた業務というのは、足し算という技能さえ身につければ、後は決まった答えが出せるので比較的やさしいといえます。他方、「○+○=8」や「○+○=○」のように開いた業務は、決まり切った答えがないという意味で難しい。
また、「○+○=○」の形は、「○+○×○÷○−○=○」のようにどんどん発展させていくことができます。すなわち、足し算という技能だけでなく、掛け算とか割り算とかいろいろな技能を追加習得して、複合的に組み合わせ、自分が定めた右辺の目標達成に向かっていく。そうした右辺(=目標・ゴール)と、左辺(方法・手段・プロセス)の組み合わせを自在につくり出していくことが「自律」的に仕事をやる面白さです。
本稿で「自律」を定義するとすればこうなります───
「自律」とは、右辺と左辺を自在に組み合わせて自分独自の等式を成立させること。
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