総工費1億5000万円、大阪・梅田に高級プライベートサウナ開業 ブームの中でこだわった差別化ポイントは?2時間30万円の貸切プランも(2/3 ページ)

» 2022年02月14日 10時45分 公開

こだわった個室の様子は?

 サウナ室は、木の香りを感じられるログハウス調で、成人男性でも余裕をもって横になれるよう2.2メートルの幅を確保した。また、サウナ用マットと枕も用意している。室温は80〜100度で調整可能とし、サウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させるセルフロウリュも楽しめるようにした。ロウリュのアロマについても現在開発を進めているという。

サウナ 横になれるほどの広さを確保

 MENTEでは、あえて水風呂ではなく、シャワー室のみを設置した。なぜ、シャワー室のみとしたのだろうか。施術を担当するスタイリスト岩城永遠さんは「15度の冷水シャワーを頭からかぶることに意味がある」と理由を説明する。

 シャワー室では、通常のシャワーとは別に400口径の大型シャワーを頭上に設置。また、専用のシステムで水温を15度で安定供給できるようにした。岩城さんによると、15度はサウナ後に“ちょうどいい温度”とされており、15度の冷水シャワーを頭からかぶることで、より「ととのう」効果が期待されるのだとか。

 プレオープンで利用したサウナ愛好家からも好評で、意見が上った「シャワーの水圧」も今後改良する予定だという。

サウナ 頭から冷水を浴びることで、より「ととのう」ことができるのだとか(提供:MENTE)

 また、外気浴用の椅子は後ろに体重をかけると倒れる仕組みを採用。寝た姿勢での休憩も可能とした。

 同店では、標準で用意するアメニティーの他に、モバイルオーダーでドリンクやワックス、スプレーなどを提供する。室内に設置したQRコードを読み取ると、自分のスマホから注文できるようにした。また、入口から出口までの導線も一方通行とするなど、スタッフとの接触も最低限となるよう工夫した。

サウナ 有料ドリンクやアメニティの追加などは自分のスマホから注文(画像はイメージ、提供:MENTE)

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