21年8月に全国で販売を開始したプルーム・エックスの販売台数は計画を上回るペースで推移。21年12月時点で100万台を突破した。
寺畠正道社長は会見で「旧モデルの『Ploom S(プルーム・エス)』の課題であった吸いごたえを改善するため、スティックから変える決断をし、日本人に合わせた味と吸いごたえにこだわった。また、手に取りやすい価格帯でキャンペーンを実施したことも功を奏しているかと思う」と胸を張る。
また、半導体の需給が完全に回復したわけではないとした上で、「各マーケットで販売できる数量を認識しながら、定着に向けたセールスを続ける」と意気込みを見せた。
今後はロシアなど海外への拡大を狙っている。向こう3年で高温加熱型のデバイスなどに3000億円を投じるほか、27年末までに加熱式ビジネスの黒字化、日本、ロシア、英国、イタリアの主要市場で高温加熱型シェアを10%台半ばまで拡大することをめざすと表明した。
また、21年2月に募集を開始した希望退職に、グループ全体で3102人が応募したことを明らかにした。
応募したのは、たばこ事業やコーポレート部門で働く46歳以上の社員1169人と、営業活動を補佐するパート従業員1584人、定年後に再雇用された契約社員115人、グループ会社の234人。退社は3月末の予定で、21年12月期に希望退職募集に伴う費用として344億円を計上している。
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