消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
キャンプを中心としたアウトドア総合情報サイト「TAKIBI」を運営をするフォーイット(東京都渋谷区)が、キャンプに関するアンケートを実施した。グランピングの1人あたりの予算は「1万1〜3万円以下」(54.3%)が最も多い結果となった。
「グランピングを年に何回するか」という質問では「0回」(58.4%)が最も多く、グランピングに行く人は全体の41.6%に留まった。行かない理由について「機会が無かった」「予約が取れなかった」「高そう・高い」「普通のキャンプで十分」「それならホテルに泊まる」などのコメントが寄せられた。
全国グランピング協会の調べでは、2021年にグランピング施設は150件以上増加し、23年までに新たに200施設以上の開業が見込まれている。フォーイットは「手ぶらでアウトドアを体験できるグランピングが広がれば、アウトドアの参加人口も上昇するといえる」と分析している。
「グランピングに誰と行くか」という問いに対して、「家族と行く」が全体の50.0%に及び、最多となった。アウトドアの醍醐味である「自由裁量」でありながらも、設備やアクティビティが用意されていることからファミリー層に好まれているようだ。
一般的なキャンプにかかる費用と比較するとグランピングは割高な傾向にあるが、グランピングの1人あたりの予算については「1万1〜3万円以下」(54.3%)が最も多い結果となった。次いで多かった回答は「1万円以下」(30.8%)だった。
調査は2月1〜6日にインターネットで実施。19〜66歳のキャンプ経験がある男女500人を対象とした。
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