3〜4月に引越予定の400人に聞いた 2022年春の引越トップシーズンは?転勤の引越件数も戻りつつある

» 2022年02月25日 09時10分 公開
[ほしのあずさITmedia]

 アート引越センターのシンクタンクである「0123引越文化研究所」が、3月1日〜4月30日に引越予定の人を対象に、春の引越大予測調査を実施した。その結果、今年の引越トップシーズンは、3月26日〜4月3日と予測されることが分かった。

引越 0123引越文化研究所が、2022年春の引越大予測調査を行った(画像はイメージ)

 「引越予定日」を尋ねたところ、調査した2月上旬時点で最も多かったのは「未定」(24.8%)と、まだ決まっていない人が多くいることが分かった。次いで多かったのは「3月20日」(7.2%)だった。すでに3月上旬の引越予約が埋まりつつあることから、同社は、「現在未定の人は3月中旬〜4月上旬の引越になる」と予測。

 また、アート引越センターが行った各企業へのヒアリング結果によると、今年の転勤による法人経由の引越は、前年より増加すると推測できるという。

 例年、法人経由の人事異動に係る引越は、3月後半に集中する傾向にあるという。これは、一般的に2月下旬〜3月上旬に人事発令が行われるためだと考えられ、同社の実績データでも、引越希望日は長年にわたり3月最終週に集中する傾向が続いているという。

 19年までのコロナ禍前と、新型コロナウィルスの感染拡大が見られた20年、21年もこの傾向は変わっていないことから、同社は「例年混雑する3月〜4月の中でも、今年のトップシーズンは3月26日〜4月3日」と予測している。

引越 2月上旬の時点では、まだ引越予定日が決まっていない人が多い結果に(0123引越文化研究所調べ)

今年の引越受注件数は19年比の130%に伸長

 転勤による引越は、コロナ禍により企業が転勤を自粛する傾向にあった昨年と比較すると、今年は転勤需要が回復し、転勤の引越件数も例年の数に戻りつつあるようだ。

 一方、個人の引越も活発になっているという。その理由として同研究所は「コロナ禍の影響で変化したライフスタイルに合わせ住居も変えていくとの考えから、引越需要が高まったのではないか」と推測している。

引越 引越トップシーズンは3月26日〜4月3日

 調査は、関東圏と関西圏に在住の20〜40代の男女400人を対象に実施した。調査方法はインターネットで、期間は2月上旬。

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