SBI証券は3月1日から、一般信用取引における「日計り信用」の買方金利および貸株料を無料化すると発表した。従来から取引手数料は無料となっており、今回の施策により基本的にコストなく取引が可能になる。
日計り信用とは、当日中に返済する必要がある信用取引。基本的にデイトレード向けの料金プランとなる。他社は「一日信用」「いちにち信用」「ワンデイ信用」などの名称で、同様のサービスを用意している。
これまでは取引一回あたり50万円未満の場合、金利や貸株料として年利1.8%の費用が掛かっていた。今回、この金額制限を撤廃する。これにより発生する可能性のある費用は、特定銘柄の空売りの際に発生する「HYPER料」などに限られる。
また併せて制度信用の貸株料も、3月1日から現在の1.15%から1.10%に引き下げる。他のネット証券は、1.15%の場合が多い。楽天証券とGMOクリック証券は1.10%となっており、SBI証券も並ぶ。
ネット証券各社との比較(SBI証券作成)
- SBI証券、単元未満株の買付手数料実質無料に
SBI証券は10月29日、単元未満株の買付手数料を実質無料化すると発表した。売買代金の0.55%(最低55円)を、翌月下旬頃に全額キャッシュバックする。11月1日約定分から適用。
- SBI証券、資産推移、配当金などを一覧できる資産管理ツール「My資産」
SBI証券は8月28日から順次、資産管理ツール「My資産」の提供を始める。SBI証券内の資産残高、実現損益、資産推移、配当/分配金をグラフ化して可視化することで、資産の全体像を把握できるようにしたサービス。
- SBI証券、「米国株強化元年」を宣言 信用取引を7月に開始
SBI証券は米国株サービスを強化する。2022年を「米国株式サービス強化元年」と位置づけ、信用取引の開始などサービスを拡充するほか、各種のキャンペーンを実施する。
- SBI証券が手数料無料化加速 1日100万円まで無料に
SBI証券は9月23日、10月1日から株式売買手数料を、1日あたり100万円まで無料にすると発表した。これまでは50万円となっており、楽天証券、松井証券などと同額だった。100万円は、現物株式、制度信用取引、一般信用取引のそれぞれで計算するため、総額で300万円まで無料で売買できることになる。
- 楽天証券の改悪に勝機 SBI証券、投信引っ越しキャンペーン
SBI証券は2月1日、参加条件を満たした顧客全員を対象とした「ハズレなし!当社への投信お乗り換えが超おトクキャンペーン」を実施すると発表した。1月から開始した「投信お引越しプログラム」の好評を受けた企画となり、参加条件を満たした全員に1000から10万ポイントをプレゼントする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.