「ローソンがキャンプ市場に参入」の噂が、飛び交い続けるワケスピン経済の歩き方(1/7 ページ)

» 2022年03月01日 09時40分 公開
[窪田順生ITmedia]

 今、空前の「キャンプブーム」が訪れている。

 ……と言っても、われわれ一般庶民のレジャーの話ではない。多種多様な企業が「キャンプ市場」に商機を見出して続々と参入をし、さながらブームのような様相を呈しているのだ。

 まず筆頭は、ワークマンだ。もともとアウトドアウェアつながりで20前後のキャンプ用品を取り扱っていたが、それをこのタイミングで一気に130アイテムまで拡大、「キャンプに本格参入」と注目を集めている。

ワークマンがアウトドア商品に注力している

 また、無印良品も2020年から一部店舗で、有名アウトドアブランドのグッズや無印オリジナルのキャンプ用品をそろえた「MUJI CAMP TOOLS」という売り場を展開している。もともと無印良品は群馬県の嬬恋村(つまごいむら)などでキャンプ場を経営しているので、このままテントや寝袋という本格的キャンプグッズの展開もあるのではないかと囁(ささや)かれている。

無印良品もアウトドアにチカラを入れている(提供:ゲッティイメージズ)
無印良品は嬬恋村などでキャンプ場を運営している(出典:無印良品)

 さらに、キャンプギア以上にプレイヤーがバラエティに富んでいるのが、グランピングだ。グランピング協会によれば、22年に開業予定のグランピング施設は全国で過去最多の200施設以上で、その中には、介護業、建設業、飲食店、食品製造業などの異業種も多くいるという。

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