フィデリティ投信(東京都港区)は、女性約1000人を対象に、お金の事情やウェルビーイング(生活の満足度や充実感)、経済的な自立などについて2021年に引き続き2回目の調査を実施した。その結果、コロナが引き続き経済的に苦しめる要因となっており、貯蓄を減らす女性が多かったことが分かった。
家庭の現在の経済状況を尋ねると、「苦しい」「かなり苦しい」と回答した人は合わせて20%おり、5人に1人の女性が経済的に苦しいと回答した。21年の22%からは、やや改善が見られたものの、引き続き経済的に困難な状況がある。また、過去1年で個人所得が減った人のうち、約4割が「コロナの影響」と回答している。
お金の事情を昨年と比較してみると、所得が「減った」と回答した女性は27%、「増えた」と回答した8%を大きく上回り、昨年同様に高水準での推移となった。貯蓄額においても、21年同様に30%が「減った」と回答した。
一方で、投資額においては「増やした」人が20%おり、21年の10%から増加が見られた。投資額が「減った」と回答した人も14%と減少し、コロナ禍で影響を受けた人とそうでない人の二極化が見て取れた。
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