消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
リサーチ・マーケティング支援を行うネオマーケティング(東京都渋谷区)が、「コンビニの新商品」についてのアンケート調査を実施した。その結果、新商品をチェックする人が1番多いのは「お菓子」ということが分かった。
まず、コンビニで新商品をチェックする習慣があるか尋ねた。「必ずチェックしている」「たまにチェックしている」との回答が1番多かったのは商品は「お菓子」(59.9%)だった。次いでソフトドリンクなどの「清涼飲料水」(51.9%)、「カップ麺・インスタント食品」(46.3%)と続いた。全体の回答を見ると、習慣がある人は約半数ということが分かる。
1都3県と2府2県の回答を比較すると、「お菓子」は関東で62.7%、関西が52.9%で、「清涼飲料水」は関東が54.8%、関西は44.6%など、全カテゴリで約9〜10ポイントの差があり、関東在住者のほうが関西在住者よりも新商品をチェックする習慣があることが分かった。
一方、コンビニで「新商品をチェックしない」と回答した人からは、「いつもの食べ物・飲み物が買えれば十分なのでチェックはしない」(男性・39歳)や、「コンビニに入る段階で買う物がある程度決まっていて、新商品をチェックするきっかけがないから」(女性・28歳)という声があった。
次に、コンビニで商品を購入する際に、あらかじめ何を購入するか具体的に決めているか聞いた。「決めていることが多い」「どちらかといえば決めていることが多い」と回答した割合が最も高かったのは「清涼飲料水」(46.7%)だった。
一方、「お菓子」や「カップ麺」は、「どちらかといえば決めていないことが多い」「決めていないことが多い」という声が約半数と、比較的高いことが分かった。
ネオマーケティングはこの結果から、「お菓子やカップ麺は入店してはじめて商品を選定する場合が多いため、ラインアップにより力を入れるべきカテゴリであるといえる」と指摘する。
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