成人年齢引き下げに対して「期待」「心配」のどちらが大きいか尋ねた。最も多かったのは「どちらでもない」で43.6%、次いで「心配が大きい」が30.5%、「期待が大きい」が25.9%という結果になった。
「期待している」と答えた人からは、「一人前の人間であるという自覚を早くから保つことができること、それによる意識や行動の変化」(50代男性)や、「社会参加が早まること。責任を持った行動にも自己成長にもつながる」(50代男性)といった意見が寄せられた。
また、「政治に関心を寄せる若者が増えることに期待」(20代女性)、「長期間にわたって国家を支える若年層の意見が、社会や政治に反映されやすくなることを望む」(40代男性)といったように、政治の視点から歓迎する声も聞かれた。
一方、「心配が大きい」とした人からは、「契約など、内容を理解できずに進めてしまう可能性が高い」(40代女性)、「20歳になってからできること(飲酒、喫煙など)を成人になったことを理由にしそう」(20代女性)といった意見が聞かれた。
「今どきの18歳」「自身の時代の18歳」を比較し、どちらの方が「大人」だと感じるか聞いたところ、「どちらも変わらない」が52.5%だった。一方で、「今どきの18歳」(の方が大人)であるという回答が32.0%であり、「自身の時代の18歳」の15.4%を上回った。
「今どきの18歳」の方が大人だと答えた理由を聞くと、「情報化社会となり、さまざまな情報に簡単にアクセスできる」(50代男性)、「ネットワークの普及に伴い、若いうちから社会とのつながりは増えている」(50代男性)という意見が聞かれた。
今回の調査は、全国の20〜60代のビジネスパーソンを対象に、インターネットで実施。期間は3月10〜14日で、有効回答数は259人。
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