日比谷公園と街をつなげる“都心最大級”の再開発 帝国ホテルやNTTなどがプロジェクト始動床面積約110万平方メートル(2/2 ページ)

» 2022年03月28日 14時30分 公開
[ほしのあずさITmedia]
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「TOKYO CROSS PARK 構想」に基づく5つのテーマ

 同事業で掲げるテーマの一つとして「人が主役の街づくり」をあげる。道路上空公園をはじめ31メートルの高さにある基壇部上広場など、人々が出会い・ふれあい・新たなコミュニティをはぐくむ「パブリックスペース」を整備する。

 また、街が進化するためのエリアマネジメントやコミュニティ形成、街のブランディングにより、年月を経るたび愛着が深まり、魅力が増す「経年優化」の街づくりを目指す。

内幸町 31メートルの高さにある基壇部上広場イメージ(出所:プレスリリース)

 そのほか、分野横断型の「第三世代」スマートシティ実現に向けた取り組みを進める「街づくり×デジタル」、日比谷・内幸町エリアに“住まう価値”を提案し、文化交流拠点を生み出す「おもてなしが広がり、人が集う街へ」。街区内外の公園や広場を通して、人々がつながり幸せを実現する「すべての人のwell-being」といったテーマを掲げてる。

帝国ホテル 街区全体イメージ(出所:プレスリリース)

 さらに、「持続可能な街・社会へ」として、国が掲げる「2050年カーボンニュートラルの実現」に向けた電化や省エネルギーへの取り組み、再生可能エネルギーの活用により電気、熱エネルギーのCO2排出量実質ゼロの実現を目指すとしている。

内幸町 内幸町一丁目街区「TOKYO CROSS PARK 構想」位置図(出所:プレスリリース)
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