広島市中央公園に新施設 新サッカースタジアムと一体でにぎわい創出 NTT都市開発などが整備

» 2022年04月10日 10時00分 公開

 NTT都市開発やエディオン、広島電鉄などで構成する法人グループは4月7日、広島市のPark-PFI事業「中央公園広場エリア等整備・管理運営事業」において、公募設置等計画の認定を受けたことを発表した。広島市中央公園に建設されるサッカースタジアムに隣接した場所に広場と商業施設を整備する。

開発 広島城側(東)から東側広場エリアを見たイメージ (出所:プレスリリース、以下同)

 Park-PFI事業とは、民間事業者が飲食・物販などの収益施設と公園施設の整備を行うもの。計画地は、中央公園広場に建設される新サッカースタジアムに隣接する東西の広場エリアと基町環境護岸で、スタジアムと一体的かつ効果的に展開し、広島のアウトドアライフの代表スポットを目指して計画を進める。

事業面積は約9.7ヘクタールで、延床面積は約4300平方メートル。商業施設は地上1階および2階を構想していて、着工は23年8月、24年8月の供用開始を予定している。

開発 整備計画地

 中央公園は、プールやアリーナ、広島城などの集客施設が集積しており、都心ながら川辺や緑もそろったアウトドアを楽しめるエリア。「ACTIVE COMMUNITY PARK」というコンセプトのもと、サッカースタジアムの建設でスポーツの中心地としての役割が生まれる特徴を生かし、新たなにぎわいと憩いのスタジアムパークとなることを目指す。

開発 商業施設の内観イメージ

 グループは代表法人のNTT都市開発、エディオン、広島電鉄、RCC文化センター、中国新聞社から構成される。今後は実施法人であるNTT アーバンバリューサポート、NTTファシリティーズ、大成建設、日本工営、UIDとともに、4月より基本設計に着手する。

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