消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
イノベーションシステムが運営するひまわり教育研究センターは、現役東大生220人を対象に「子供の頃の過ごし方」に関するアンケート調査を実施した。その結果、現役東大生の男子72%、女子55%が小学生の時に両親から「勉強しなさい」と言われていたことが分かった。
まず「小学生の頃なぜ勉強したいと思ったのか」と質問をしたところ、「いい成績をとるのが楽しかったから」という回答が最も多かった。次いで「勉強が楽しかったから」「新しいことを学ぶのが楽しかったから」「親が上手に勉強させてくれたから」「親に褒められたかったから」と続いた。
回答を男女別に見ると、男女ともに勉強をしたいと思った一番の理由は「いい成績をとるのが楽しかったから」だった。
男子は女子に比べて「親が上手に勉強させてくれたから」と回答した人が多く、「勉強が楽しかったから」と「新しいことを学ぶことが楽しかったから」と回答した人も多かった。
女子は男子に比べて「周囲からの評価が嬉しかったから」と回答した人が多く、「親に叱られるのが嫌だったから」「惰性(なんとなく)」と回答した人も多かった。
この結果から、男子は「両親が上手に褒めて勉強させ、勉強の楽しみや新しいことを学ぶ好奇心を育てること」が勉強への意欲につながっているほか、女子は「周囲の評価を得たい、叱られたくない」という気持ちが勉強への意欲につながっている傾向がうかがえる。
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