仕事の悩み1位は「給与の安さ」 悩みは誰に相談する?誰かに相談は無意味?

» 2022年04月11日 19時10分 公開
[小林香織ITmedia]

 転職や働き方に関する情報サイト「キャリアバイブル」を運営するNEXER(東京都豊島区)は、全国の会社員1000人に「仕事での悩み」に関するアンケートを実施。その結果、46.9%が「現在の仕事で悩んでいることがある」と回答。仕事の悩みトップは「給与が安い」(46.5%)で、悩みを「誰にも相談しない」という回答が36.2%に上った。

36.2%が仕事の悩みを「誰にも相談しない」と回答した(画像はイメージ)

 「現在の仕事で悩んでいることがあるか」という質問では、46.9%が「ある」と回答した。悩んでいる内容を聞くと「給与が安い」が46.5%と最多に。次いで「将来への不安」(39.7%)、「仕事内容」(34.1%)となった。

悩んでいることトップは「給与の安さ」(リリースより、以下同)

 自由回答では「給与が20年間上がっていない」(50代男性)、「昇格しても大して給料が上がらず、責任だけ押し付けられている」(50代男性)、「将来性のない業界なので転職で悩んでいる」(40代男性)、「コロナ禍の影響で収入が減り将来への事業拡大に不安を抱えている」(60代男性)、「慣れない環境で仕事の業務を覚えることが難しい」(20代女性)などが挙がった。

 また「仕事での悩みを最初に相談する相手」を尋ねると「誰にも相談しない」が36.2%と最多に。次いで「家族」(20.7%)、「同僚」(13.2%)と続いた。

仕事の悩みは自身で考え完結させる人が多いようだ

 誰にも相談しない理由は「人間関係の悩みは相談しても解決しない」(30代女性)、「解決にならないことが多いため」(50代男性)、「嫌なら転職すればと言われるのが決まっているから、自分が選んだ仕事だし相談できない」(50代男性)などが挙がった。

 家族に相談する理由は「気兼ねなく言いたいことが言えるから」(40代女性)、「1番自分を理解している人だから話しやすいから」(20代女性)、「自分の収入で生活しているので、その実情を知っていてほしいから」(50代男性)などが挙がった。

 調査を行ったNEXERは「相談することで悩みの解決までは出来なくても、少しは気持ちが楽になるかもしれない」としている。

 アンケートは4月2〜4日、会社に勤めている全国の男女1000人に実施した。

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