「家事のバランス」話し合う夫婦ほどスキンシップ多め? 江崎グリコ調べ4月22日は「よい夫婦の日」

» 2022年04月19日 12時00分 公開

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 菓子大手の江崎グリコ(大阪市)は、4月22日の「よい夫婦の日」に合わせて、全国の20〜59歳の結婚している男女を対象に「家事バランスに関する調査」を実施した。家事の分担についてパートナーと話し合っている家庭の割合は34.9%で、このうちの88.5%がパートナーと「仲が良い」と回答した。

江崎グリコは20〜59歳の結婚している男女を対象に「家事バランスに関する調査」を実施(画像はイメージ)
「家事バランス会議」の実施、パートナーとの仲の良さ、スキンシップは多いか(出所:リリース、以下同)

 一方、家事の分担について話し合っていない家庭でパートナーと「仲が良い」と答えた割合は71.2%となり、話し合っている家庭の方が「仲が良い」割合は17.3ポイント高い結果となった。

 ハグなどのスキンシップの多さを比較しても、家事の分担を話し合っている家庭では「スキンシップは多い」(27.2%)、「やや多い」(39.8%)を合わせて67.0%だったのに対し、話し合っていない家庭は計36.6%と、30ポイント以上の差が生じた。

 他にも「パートナーともに健康的だと思う」「コロナ禍でパートナーとの助け合いが増えた」「コロナ禍でパートナーの大切さを改めて感じた」のスコアが、話し合いをしている家庭の方が高く、相関があることがうかがえる。

パートナーとの仲について

パートナーの家事で嬉しかったことは?

 パートナーの家事に対して嬉しかったことを聞いたところ、最も多かったのは「お願いしなくてもパートナーが家事をしてくれる」(「話し合っている家庭」44.7%、「していない家庭」37.3%)、次いで「疲れているときにパートナーが家事をかわってくれる」(同41.0%、26.9%)、「パートナーが家事に対して嫌な顔をしない」(同25.5%、22.6%)となり、家事の分担を話し合っている家庭ほど、困ったときにパートナーが家事をサポートしている割合が高いことが分かった。

パートナーの家事に対してうれしかったこと

 さらに「嬉しかったことはない」という回答では、「話し合っている家庭」は14.6%、「していない家庭」は33.5%となり、18.9ポイントの差が生じた。家事の分担についての話し合いは、夫婦の意思疎通をスムーズにして、不満を生じさせにくいことがうかがえる結果となった。

負担が大きいと思う家事は?

 負担が大きいと思う家事を尋ねたところ、1位は「料理」(37.1%)で、2位の「お風呂掃除」(14.4%)、3位の「食器洗い・片付け」(14.0%)と比較し20ポイント以上もの差があった。また、パートナーに任せたいけど任せられない家事でも1位は「料理」(25.3%)となり、多くの人は「料理」を大変な家事であると捉えていることが分かった。

負担が大きいと思う家事、パートナーに任せたいけど任せられない家事ランキング

 コロナ禍でテレワークが急速に普及し、夫婦ともに自宅で仕事をするという家庭も増えた。家事の分担に関する話し合いの重要性もより高まっているようだ。

 調査は、結婚して同居している全国の20〜59歳男女を対象にインターネットで行った。期間は3月25〜28日、有効回答数は1000人。

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