戦略発表会で、AOKIホールディングスの青木彰宏社長は「ビジネスモデルの変革が必須な状況の中、洗えるマスクやパジャマスーツといった新商品の開発をスピーディーに進めてきた。その中で、スーツを『創る力』『販売する力』といった強みや存在意義を再認識し、一定の手応えをつかむことができた」と強調。
その上で、最も強化していく戦略として「パジャマスーツのさらなる提供、提案強化によるカジュアル領域の拡大」をあげ、「スーツを仕立てる思想をカジュアル領域に転用し、『見た目きちんと、着心地ソフト』なAOKIらしいカジュアルをトータルコーディネートで提案する」と意気込みを語った。
パジャマスーツの新ラインアップとして、通気性の高さが特徴のドットサッカー素材やサマーメッシュ素材の製品を投入。襟付きジャケットやベストのほか、パジャマシューズ初となる7分丈パンツも展開する。レディースでは、ワイドパンツやスカートといったボトムのスタイルを拡充し、ビジネス以外の旅行や外出時に着まわせるアイテムとして訴求する。
同社は、今後3年をめどにカジュアル領域を現状の3倍以上に拡大させ、テーラードスーツやフォーマルといったビジネス領域40%、レディース領域30%、カジュアル領域30%の売り上げ構成を目指すとしている。
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