積水ハウスと西日本鉄道などの5社が福岡市で進める「旧大名小学校跡地活用事業」について、施設名称を「福岡大名ガーデンシティ」に決定したと発表した。同事業は、民間ビルの建替えを促進し、福岡市の天神地区に新たな空間と雇用を創出する「天神ビッグバン」の一環。2019年7月に着工し、22年12月末に竣工、23年春にホテルを開業する。
「福岡大名ガーデンシティ」という名称には、緑豊かな広場と広場を取り囲む緑の空間を、誰もが気軽に利用できる施設にするという思いを込めたという。ロゴは施設の外観をモチーフとし、全体の造形をストライプの集合体として構成。ラインはマーク下部から上部に向けて太さの抑揚を変え、次代への上昇と発展、福岡大名から世界への発信をイメージした。
同施設は、地下1階、地上25階建て。約3000平方メートルの広場や公民館・老人いこいの家、消防分団車庫といった公共施設と、オフィスやザ・リッツ・カールトン ホテルといった民間施設を配置する。
九州初のラグジュアリーホテルとなる 「ザ・リッツ・カールトン ホテル」は、全162室のゲストルームのほか、6つのレストランやバーを提供する予定。また、ビジネス向けの会議室や、特別なイベントに向けたボールルーム(舞踏室)、チャペルも完備する。
また、総面積約3万平方メートルのオフィスやコワーキングスペース、イベントホールなどを配置する。旧大名小学校南校舎に構えるスタートアップ支援施設と連携し、企業の創業や成長および人材の育成に適した環境を提供する。
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