三菱UFJ信託銀行とFUNDINNO(東京都品川区)は4月28日、資本業務提携を結んだと発表した。FUNDINNOが開発するクラウド経営管理ツール「FUNDOOR」を活用していく。
未上場企業が一般投資家から資本調達できるサービスファンディーノを提供する同社だが、併せて未上場企業を中心に、株主管理などをクラウド上で行えるFUNDOORも提供している。
FUNDOORは、資本政策の作成やシミュレーション、クラウド株主名簿、IR配信機能、ペーパーレス株主総会といった機能を持ち、現在約2000社が利用している。直近は月間100社のペースで増加しており、FUNDINNOで株主が増加した企業などのニーズにマッチした。
一方で、三菱UFJ信託銀行は上場企業の株主名簿管理の大手だ。企業は上場する際に株主名簿管理人を選定し、名簿管理や株主への連絡などを委託する。コロナ禍において株主総会や議決権行使などのデジタル化も急速に進んだが、未だにアナログな紙が残る領域が多い。
ファンディーノで資金調達した企業の一部は上場を目指すが、その際にFUNDINNOと三菱UFJ信託が、FUNDOORなどを活用して共同で支援していく体制づくりを目指す。
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