日経BPはマーケティング&イノベーション専門メディア「日経クロストレンド」が作成した「技術」「マーケティング」「消費」の潮流を見極める「トレンドマップ 2022上半期」を発表した。日経クロストレンドの活動に助言する外部アドバイザリーボード約50人と、編集部の記者など各分野の専門家の知見を集約し、「現時点での経済インパクト」「将来性」の2つのスコアでマッピングしている。
2022年はどんなキーワードが注目されるのだろうか。
マーケティング分野の将来性スコアでは「EC」「D2C」などがランクインした。テクノロジー分野では、「クラウド」「AI」、消費トレンド分野では「キャッシュレス決済(QRコード決済など)」「サステナブル・エシカル消費」などが注目を集めた。
2021下半期調査と比較してスコアを伸ばしたキーワードランキングを見ていく。
マーケティング分野の将来性スコアでは「音声SNS」「インフルエンサーマーケティング」「ライブコマース」がTOP3にランクインした。
同社は「音声SNSは『Clubhouse(クラブハウス)』の熱狂的なブームは過ぎ去ったものの、若者の間ではラジオやPodcast(ポッドキャスト)などを聴く習慣が徐々に広がっている。誰でもインターネットラジオを開局できるサービス『Voicy(ボイシー)』や音声通話アプリ『パラレル』なども成長を続けており、今後、音声広告市場の拡大が見込まれる」とコメントした。
将来性スコアのテクノロジー分野では「空飛ぶクルマ」、消費トレンド分野では「人生100年時代」「インスタ映え」がランクインした。
経済インパクトスコアを見ると、マーケティング分野では「SDGs」、テクノロジー分野では「カーボンニュートラル」、消費トレンド分野では「サステナブル・エシカル消費」がランクイン。消費者のSDGsに対する興味関心の高まりを感じる結果になった。
調査は3月下旬〜4月上旬に実施。日経クロストレンド編集部がマーケティング分野の29キーワード、テクノロジー分野の27キーワード、消費トレンド分野の29キーワード、計85キーワードを選定。それぞれを認知する人に、そのキーワードの現時点での「経済インパクト」と「将来性」を5段階で尋ねてスコアリングした。
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