グーグルは現地時間5月11日に開催した開発者会議「I/O」で、同社初となる自社開発のスマートウォッチ「Pixel Watch」を発表した。秋に発売予定で、価格は未定。製造はグーグルが買収したウェアラブル機器メーカーFitbit(フィットビット)のチームが手掛けた。
「これは、私たちが内側も外側も作り上げた初めての腕時計です」としている。形状は円形のドーム型のデザインでステンレススチール製。デジタルリューズも備える。OSは「Wear OS by Google」を搭載する。
Googleマップ、アシスタント、ウォレットなどのアプリがスマートウォッチでも利用できる。Fitbitの健康状態記録やフィットネス機能も盛り込んだ。スマートフォン、イヤフォン、スマートウォッチといったPixelデバイスをまたいで音楽や動画を操作できたり、どのデバイスからでもスマートホームにアクセスできたりと、Pixelデバイス間での連携を強化している。
グローバルインフォメーションの調査によると、スマートウォッチ市場は年平均18%の成長を続けると見られている。うち、アップルのApple Watchはシェア30%を抑え、不動の一位だ。グーグルはスマートウォッチ向けのOSを提供してきたが、本体を開発するのは今回が初めて。
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