消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
クラウド給与計算ソフトなどを手掛けるfreee(東京都品川区)は、スモールビジネス(小規模事業)における労務業務に関して調査を実施。勤怠や給与などの管理業務を1人で担っていると答えた割合は3割を超え、半数以上がこれらの業務を「手入力」で行っていることが明らかになった。
スモールビジネスは「小規模な事業者」を意味し、個人事業主やフリーランスを指すほか、中小企業やベンチャー企業を含む場合もある。調査では、スモールビジネスの経営者や管理系部門の部門長と正社員など1236人にアンケートを実施した。
まず勤怠集計や給与計算、労務手続きなどの労務管理業務に携わっている人数を確認したところ、「1人」(30.1%)が最も多かった。以降「2人」(26.3%)、「3人」(19.6%)、「4人以上」(23.3%)と続いた。
また労務担当者に担当業務範囲を聞いたところ、「2つ以上の業務を兼務している」(86.5%)、「労務のみ」(13.5%)という結果になり、全体の9割近くの人が2つ以上の業務を兼務していることが明らかになった。
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