東京・港区の「芝浦プロジェクト」 高さ230メートル超のビルにホテルや商業施設：野村不動産は本社を移転（1/2 ページ）

[ほしのあずさ，ITmedia]

　 野村不動産とJR東日本が、共同で推進している国家戦略特別区域計画の特別事業である「芝浦プロジェクト」の計画詳細を発表した。東京湾岸部の新たなシンボルとして、国際ビジネス・観光拠点の創出を目指す。

野村不動産と東日本旅客鉄道が「芝浦プロジェクト」の計画詳細を発表した（出所：プレスリリース）

　同プロジェクトでは、東京都港区の浜松町ビルディング（東芝ビルディング）の建替事業としてツインタワーの建設を進めており、S棟は2025年2月、N棟は30年に竣工予定としている。区域面積は約4万7000平方メートルで、高さ約235メートル、延床面積約55万平方メートルの、オフィス・ホテル・商業施設・住宅を含む、約10年間に及ぶ大規模な複合開発だ。

プロジェクト概要（出所：プレスリリース）

　また、「空と海、世界へひらかれたこの街で、新しい人と社会の未来をつくりだす」をテーマに、都心の利便性と「眼前に広がる空と海」「ツインタワーを囲む運河と緑地」という自然が身近にある芝浦エリアならではの立地を生かし、都心における新たな働き方となる「TOKYO WORKation」を提案。

　周辺環境を生かしたウェルビーイングなオフィス専有部や、快適に過ごせる共用部、施設内のホテルに商業施設など、さまざまなスポットから就業環境を選択できるようにする。入居企業のメリットとして、従業員のパフォーマンスやエンゲージメント向上につながり、周辺部を含めたエリア全体をひとつのワークプレイスとして捉えることができると説明する。

オフィスフロアから広がる眺望などイメージ（出所：プレスリリース）