ビジネスパーソンを中心に、今やサウナは「身近なリラクゼーション」として生活に定着しつつある。日常的に通う場合は、銭湯やスパ施設内のサウナを利用するのが一般的だったが、ソロサウナチューンのオープン以来、「個室サウナ」という新たなジャンルが加わった。
「これまでもホテル内のプライベートサウナなどはありましたが、チューンはそれを大衆化させて個人向けに展開した日本初の施設です。他人を気にせずサウナに入れるのは、コロナ禍において斬新であり、大きなインパクトがありました」(川田氏)
ソロサウナチューンは、シングルルームが60分3800円、80分4800円、最大3人まで利用できるグループルームは、80分1万1400円となる。内装は落ち着いた雰囲気になっていて、横になることもできる2メートルのサウナベンチがある。
ホステル「UNPLAN(アンプラン)」内に併設されており、サウナ後のカフェ利用や宿泊も可能だ。オープンからしばらくは予約が殺到していたようだが、現在も午後6時以降は予約がほぼ埋まっており、土日曜日は終日満席状態。この様子を見ると、リピーターが多いのかもしれない。
都内の個室サウナは、ソロサウナチューンに似た設備、料金体系の施設が多い。例えば、大井町の「LESSS(レス)」は80分4000円、恵比寿の「ひとりサウナプラス」は60分3800円、90分4800円でともに水シャワーのみ。原宿の「マイサウナ暖力」は80分5400円とやや割高だが、水風呂がある。
上記3施設は、ソロサウナチューンと比較してかなり予約が取りやすい(5月中旬時点)。オープンして日が浅いためか、多数のリピーター獲得にまでは至っていないのかもしれない。
数は少ないが、会員制の施設も出てきている。祖師ヶ谷大蔵にある男性専用の「自問自答」は入会金5500円、月会費1万3200円で入り放題。Webサイトで空き状況を確認し、空いていれば利用できる。
高円寺などにある男性専用の「HOTTERS24(ホッターズ24)」は、入会金4400円、月会費1万3200円(高円寺店の場合)で、全国4店舗の相互利用もOK。24時間365日好きな時間に利用できるそうだ。週1回以上の頻度で通うなら、会員制が魅力的かもしれない。
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