サウナーの新たな選択肢となった「個室サウナ」だが、その需要はどれほどなのだろうか。川田氏は「コロナ禍で個室を使いたいシーンが増えた」と話す。
「僕は、友人や仕事仲間と連れ立ってサウナを利用することが、めずらしくありません。ときには、初心者に“ととのい方”を教えながら入るのですが、コロナ禍で終始無言でいなければならないのはおもしろくないし、人間関係も築きづらい。そんなときに複数人で入れる個室は重宝しますよね」(川田氏)
川田氏を含む愛好家の多くは、心身だけでなく人間関係をととのえる場所としてもサウナが機能しているという。そのため不特定多数の人と一緒に入る大衆浴場ではなく、思う存分コミュニケーションが取れる個室環境は魅力的というわけだ。
では、1人用の個室サウナはどうなのだろう。
「個室サウナは、短時間で質の高いリフレッシュや癒やしを求める多忙なビジネスパーソンや経営者に選ばれやすいと思います。基本的に時間貸しのビジネスモデルなので、その時間にきっちりコミットできて、満足度の高い体験をしたい人に向いていますよね。僕も1人用の個室サウナをよく利用します」(川田氏)
利用料金が上がっても、他人の存在を気にすることなく、効率よく利用できる点に価値を感じるというわけだ。女性の場合は、「ご褒美サウナ」として利用するケースも多いという。
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