かつやの運営会社であるアークランドサービスホールディングスの広報に、なぜこのタイミングで発売を決めたのか聞いた。
「気象庁が発表した全国の3カ月予報にある通り、今年の平均気温は平年並みか少し高くなる見込みです。初夏の急な気温上昇によって、いつものような食欲がわいてこない時に、塩ニンニクたれのきいたどっさり野菜と、ごろっと豚ハラミのスタミナ炒めで肉も野菜もしっかり食べて、さらにチキンソースカツでおなかいっぱい食べたいというニーズがあると考え、このタイミングで発売しました」
開発した際の苦労を聞くと、初夏の気温が上昇する時期ならではの、食欲をそそるメニューにするために試行錯誤したという。
「食欲をそそる見た目のインパクトのあるメニューにするために、どうするかを検討しました。スタミナ炒めには、食べごたえのあるごろっとカットしたハラミと、かさがでる野菜を選び、チキンソースカツと合い盛りにすることによって、目指す盛り付けがイメージできました。味付けも、塩ニンニクたれをきかせることによって、香りと味でご飯がすすむ仕立てにしています」
フェアメニューには、既存顧客が思わず食べたくなる商品を届ける目的があるという。今回、増し増しを作ったのも、試作の際に、にんにくのきいた塩だれはご飯がすすむので「もう少し食べたい」という声が挙がったことがきっかけなのだという。丼メニューをボリューム違いで2種類の商品に仕立てることで、選べる楽しさにもつながると考え、誕生したのだ。
かつや、「大人のお子様ランチ」を期間限定で販売 狙いは?
かつやがテークアウトメニュー「かつや盛り」を投入 「10連休」でのニーズ取り込む
すき家が「うな丼」「うな牛」の販売開始へ 10回検査で安全性を確認
「高級食パンブーム終了はむしろ歓迎」 乃が美が、強気に“世界一”を目指す理由
「かつや」、おつまみのなとりとコラボ 「カツっ!全力かつやカツ丼味」販売の狙いは?
からやま、疲れた時に食べたくなる「カレーからあげ」新発売 狙いは?
止まらないウナギロンダリング 漁業者搾取の謎ルールに支えられる「黒いウナギ」に未来はあるかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング