ローソンは3月8日から、おにぎり、すし、調理麺、調理パン、サラダの一部商品を値上げした。値上げ率は税込売価でおよそ2〜14%。「たまごサンド」は228円から248円に変更した。
値上げについて、「小麦や食用油などの原材料価格の高騰、包材や輸送コストなどの上昇と世界情勢の急激な変化により、現行価格での提供が困難になった」としている。
また、5月31日からオリジナルホットスナック「からあげクン」も値上げした。同商品の値上げは、1986年に発売してから初。
値上げ率は10%で、価格は216円から238円に変更する。
今後は「フライドフーズ」「まちかど厨房」「日配食品」の一部商品において、税込売価でおよそ6%程度の値上げを行う予定だと明らかにしている。
ファミリーマートは4月5日から、クリスピーチキンやファミコロなどホットスナックの一部商品を値上げした。値上げ率は売価で3〜12%で、ファミコロは80円から88円に変更した。
ファミチキは当面価格を据え置くが、今後値上げを行う予定だという。また、おむすび、弁当、調理パン、サラダ、調理麺などの一部商品を、売価で1〜15%の値上げをする意向を示している。
日本インフォメーションの「2022年の値上げに関する意識・行動調査」によると、消費者の8割超が「値上げが日常生活に影響している/やや影響している」と回答。6割は値上げに伴い「購入頻度を減らす」「価格帯を下げる」などの対応をすると回答している。
同社は「値上げの影響は生活者のマインドだけではなく実際の消費行動に変化をもたらしている」と分析している。各社の値上げは、購買意欲の減退にもつながりかねない。
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