消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
大東建託は、全国の都道府県で居住地の満足度調査を実施。長野県の自治体について「住みここちランキング」「住みたい街ランキング」として集計した。住みここちの良さでは、御代田町が2位の松本市を抑え、2年連続トップとなった。
長野県屈指の人気スポット上高地の岳沢湿原(画像提供:写真AC)
「住みここちランキング」の1位には、昨年も1位だった「御代田町」がランクイン。北佐久郡に属する同町は、企業誘致に力を入れ、人口が増え続けている。県内の市町村の中で最も県外からの転入数が多いのが特徴だ。
また、軽井沢町と佐久市の中間に位置しているため、それぞれの中心まで車で約20分と利便性が高く、北陸新幹線や上信越道など首都圏へのアクセスも整っている。
街の住みここちランキング2022<長野県版>TOP5(以下プレスリリースより)
2位は県のほぼ中央に位置し、国宝・松本城を中心とする旧城下町「松本市」が獲得。3位には安曇野郡に属し、県北西部に位置する「松川村」が昨年5位から順位を上げてランクインした。
街の住みここちランキング2022<長野県版>TOP10(因子別順位)
「住みたい街ランキング」の1位は、「住みここちランキング」では2位にランクインしていた「松本市」が4年連続で獲得。同市の中心市街地は商業施設が充実しているが、郊外に行けば豊かな自然やワイナリー、温泉街などの観光資源も楽しめる。
続く2位は1位の「松本市」と同じく、4年連続で「長野市」が獲得。同市は県の北部に位置する県庁所在地で、街の利便性と自然環境のバランスの良さが評価されている。3位には「東京23区」がランクイン。昨年は長野県内の自治体のみを対象として集計していたが、今年は全国の自治体を対象としたため、県外の自治体がランクインする結果となった。
なお「住みたい街が特にない」(56.0%)、「今住んでいる街に住み続けたい」(19.9%)の合計が75.9%に上っており、昨年に引き続いて“今住んでいる街を評価する人”も多かった。
住みたい街ランキング2022<長野県版>TOP5
調査は長野県に居住する男女9373人(19年調査1124人、20年調査2451人、21年調査2715人、22年調査3083人の合計)を対象に実施した。
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