PayPayなどコード決済の取扱高が急伸している。キャッシュレス推進協議会がまとめた数字によると2021年は7兆3487億円に達し、5兆9696億円にとどまった電子マネーを抜いた。
21年のコード決済額の伸び率は前年から75%増だった。一方で月間利用者数(MAU)は4873万3000人と、前年から34%増となっており、ユーザーあたりの利用額が増加している。
6月5日に公開された22年1-3月のデータを見ると、コード決済の利用は継続して伸び続けていることが分かる。3月は、過去最高となる8674億円に達しており、22年は年間で10兆円を超えてくるペースだ。
ただしキャッシュレス決済全体を見ると、最も利用されているのはクレジットカードだ。経済産業省がまとめたデータによると、年間取扱額は69兆1361億円にのぼり、21年は前年から9.4%増加した。
7兆円を超えるコード決済においても、取扱額のうち28%にあたる約2兆円はクレジットカードからの利用だ。しかもクレジットカードからの利用比率は年々増加している。
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