PayPayは4月26日、10月以降「PayPayポイント」をグループ外へ解放することを明らかにした。加盟店が、付与できる共通ポイントへの進化を目指す。加盟店は、PayPayポイントを購入し、顧客に付与したり支払いに利用できるようにするなど、マーケティングに活用できるようになる。
PayPayは4月1日、ポイントの名称をPayPayボーナスからPayPayポイントに変更。グループのYahoo!カードはPayPayカードに名称を変更すると共に、付与するポイントをTポイントからPayPayポイントに切り替えた。ソフトバンクやヤフージャパンでもPayPayポイントを付与する方向に切り替えており、グループ全体で取り組む。LINEポイントとの統合についても、現在協議中だという。
ポイント市場は総額で約2兆円。うち、共通ポイントと呼ばれる楽天ポイント、Tポイント、dポイント、Pontaポイントは1兆円程度だ。トップの楽天ポイントは年間発行額が4700億円だが、「すでに2位にあたるポイントを発行している」とPayPayの中山一郎社長は言う。
「グループ全体で取り組んでいき 2023年には発行額1位のポイントを目指す」(中山社長)
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