東急ハンズのパパ・ママスタッフが発案 新・育児用バッグ、制作の狙いは?米ヘルスニットプロダクトとコラボ(1/2 ページ)

» 2022年06月14日 07時00分 公開

 生活雑貨を手掛ける東急ハンズ(東京都新宿区)は、子育て経験のあるスタッフのアイデアから生まれた育児用バッグを発売した。米国のアンダーウエアメーカー、ヘルスニットプロダクトとコラボした。

東急ハンズ(東京都新宿区)は、ヘルスニットプロダクトとコラボレーションし、家族で使える育児用バッグを開発した(出所:プレスリリース、以下同)

 発売したのは「ヘルスニットプロダクト××東急ハンズ be with fam 」。「fam」は「family」の略で、家族だけでなく、親戚、身近な人という意味も含んでおり、子育てに関わる全ての人が“一緒に育て、寄り添うことができる”という意味を込めたという。

 東急ハンズの商品戦略部バッグ担当である坂本バイヤーは、開発の背景を次のように説明する。

 「東急ハンズの半分以上は女性であること、男女ともに子育て経験のある人が多いことから、世間のニーズに合った東急ハンズらしいバッグを作ることができるのではないかという意見が出た」

 「『マザーズバッグ』という言葉はかなり定着しているが、男性が使えるデザインの子育て用バッグはまだまだ少ないと思い、男性も交えた15人ほどと意見交換をして、約1年かけて開発した」

男性が使えるデザインの子育て用バッグを開発

 男性もカジュアルに持ちやすいアウトドア色を強めたデザインで、撥水加工を施した上品な光沢感のある生地を使用した。多くの荷物を入れても型崩れしないよう、芯材を入れ、きれいな型をキープしやすくし、機能とファッション性にこだわった。色はブラック・ネイビー・ベージュの3色を展開し、価格は1万2000円に設定している。

多くの種類のポケットを内蔵

 ウェットティッシュなど外出先で頻繁に使うものをさっと取り出せるポケットや、おもちゃなどを入れやすい大きめのファスナーポケットをつけた。サイドのファスナーポケットは、子育てで使われるハンディファンや哺乳瓶、折りたたみ傘が収まる。

バッグを開けなくてもウェットティッシュが取り出せるポケット
サイドのファスナーポケット
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