格闘技イベント「RIZIN」(ライジン)などを企画、運営、主催するドリームファクトリーワールドワイド(東京都港区)は、6月19日に東京ドームで開催する「THE MATCH 2022」の冠協賛にビーズソファブランド「Yogibo」(ヨギボー)が決定したと発表した。これにより、大会名は「Yogibo presents THE MATCH 2022」となる。
同大会では、キックボクシングRISEの那須川天心選手と、K-1の武尊選手の試合が開かれ、これが“世紀の一戦”として注目を集めている。ただ、放送予定だったフジテレビは5月31日、「主催者側との契約に至らず、フジテレビで放送しない」と発表していた。
同大会での「VVIP 1列席」(300万円)は早々に完売。大きな話題となった。「VVIP 2列席」は200万円、「VVIP 3列席」は100万円、「VIP席」は30万円で販売するなど主に高所得者をターゲットとした戦略を取っているものとみられる。同社によれば、すでに会場のチケットは完売しているという。
THE MATCH 2022は、全試合をABEMAの「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で生中継する予定だ。一般チケットは5500円(ABEMA内で購入、使用できるサービス内通貨「ABEMAコイン」では4580コイン)、ABEMAプレミアム会員は4400円(3660コイン)に設定した。
また、VIP席と同じアングルで試合を楽しめる“300万シートアングル”に加え、那須川選手、武尊選手をそれぞれ応援する「応援チケット」も販売する。応援チケットの価格は7700円(6410コイン)に設定した。こちらもABEMAプレミアム会員には6160円(5120コイン)で販売し、会員か否かで価格に差をつけている。
応援チケットには、大会前にファンと選手がつながる生中継の実施や直前スパーリングの独占公開、大会前日の計量に密着したコンテンツを生配信し、付加価値を付けているようだ。
ヨギボーは2004年、米国Yogibo LLCの創業者Eyal Levy氏(エヤル・レヴィー)が妊娠中の妻のためにうつ伏せに寝ても楽になれるビーズソファを開発したことで誕生したブランド。21年12月に日本国内での販売を手掛けていたウェブシャーク(大阪市)が、Yogibo LLCを買収した。
ウェブシャークの木村誠司社長/CEOは、Twitter上で以下のようにコメントしている。
「世紀の一戦『THE MATCH』に冠協賛を決めました。最高の二人・最高のカード揃(ぞろ)いで雰囲気暗いなんて有り得ない。我々(われわれ)の参戦で伝説の舞台が少しでも華やかになれば幸いです」
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