井上尚弥、ドネア戦がAmazonプライム・ビデオで独占配信 新規顧客の獲得狙う

» 2022年06月07日 17時26分 公開
[ITmedia]

 Amazonプライム・ビデオは、6月7日にさいたまスーパーアリーナで開かれるWBA世界バンタム級スーパー王者、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥選手と、WBC世界バンタム級王者のノニト・ドネア選手(フィリピン)とのWBA・IBF・WBC世界バンタム級王座統一戦を独占ライブ配信する。歴史的なビッグマッチを配信することによって、新規顧客の獲得を見込む。

村田諒太は試合をどう見る?

 4月9日には『Prime Video Presents Live Boxing』 第1弾として村田諒太選手とゲンナジー・ゴロフキン選手の世界ミドル級王座統一戦を独占ライブ配信した。この試合は、Amazonプライム・ビデオが日本でサービスを開始した2015年9月以降、日本で配信された作品の中で、配信初日の視聴者数が歴代トップだったという。

 第2弾として配信する井上尚弥選手とノニト・ドネア選手の再戦となる世界バンタム級王座統一戦でも、高い視聴者数を獲得することが期待されている。日本のプライム会員は、追加料金なしで『Prime Video Presents Live Boxing』を視聴できるようにした。

 同社は『Prime Video Presents Live Boxing』第2弾の出演陣を発表している。第1弾に引き続き、くりぃむしちゅーの上田晋也さんと、元テレビ朝日アナウンサーでタレントの竹内由恵さんがMCを務めるという。

 解説陣は元世界3階級制覇王者の長谷川穂積さん、WBC世界バンタム級王座を12度防衛した山中慎介さんが務める。また、ゲンナジー・ゴロフキン選手と激闘を繰り広げた村田諒太選手をゲストに招く。実況は、フジテレビの森昭一郎アナウンサーと立本信吾アナウンサーが担当する。

 村田諒太選手は、次のようにコメントを寄せている。

 「ゲンナジー・ゴロフキン選手との試合におきまして、応援していただいた皆さまに御礼申し上げます。前回の試合では井上選手にゲストとして来ていただきました。お礼の意味も込め、今回は逆の立場で井上選手の試合を盛り上げられたらと思います」

 『Prime Video Presents Live Boxing』第2弾は、19年にさいたまスーパーアリーナで行われたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント決勝以来の再戦となる井上尚弥選手と、ノニト・ドネア選手による王座統一戦をメインカードにした。

Amazonプライム・ビデオで独占ライブ配信された「WBA&IBF 世界ミドル級王座統一戦 ゲンナジー・ゴロフキン vs 村田諒太」(アイティメディア撮影)

 WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王者で井上尚弥選手の弟である井上拓真選手と日本同級王者の古橋岳也選手との王座統一戦、平岡 アンディ選手と赤岩俊選手によるWBOアジアパシフィック&日本スーパーライト級タイトルマッチなど3試合を独占ライブ配信する。

MCや解説の顔ぶれ(プレスリリースより)

 日本のAmazonプライム・ビデオにおけるボクシングのライブ中継は、米国の『Thursday Night Football』『New York Yankees』『Seattle Sounders FC』、フランスの『Ligue 1 football』『Roland-Garros tennis』など、世界各地で提供されているスポーツのライブ中継の拡大の一つだ。

 これに加えて、『All or Nothing: Tottenham Hotspur』『This Is Football』『FC Bayern - Behind The Legend』などのAmazon Originalのスポーツドキュメンタリーや、『マラドーナ 〜夢をつかんだ神の子〜』などのAmazon Originalのスポーツドラマシリーズを、世界中で配信している。

 Prime Videoのプライム会員特典対象作品は、日本では月額500円、年額4900円のプライム会員であれば追加料金なしで提供している。今回のビッグマッチの配信によって、新規顧客の獲得に弾みを付けられるか。

以下アイティメディア撮影

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