かつや、冷食第2弾「うまさ本物。かつや全力ロースカツ」を発売 来店客以外へも訴求

» 2022年06月16日 12時19分 公開
[季原ゆうITmedia]

 「かつや」などを展開するアークランドサービスホールディングスは6月20日、冷凍食品「うまさ本物。かつや全力ロースカツ」の販売を開始する。生協協同購入で宅配ルートのみとなり、加盟組合員向けの販売とした。

冷凍食品「うまさ本物。かつや全力ロースカツ」販売開始(出所:プレスリリース)

 「うまさ本物。かつや全力ロースカツ」は、同社の冷凍食品第2弾。とんかつ専門店「かつや」が一から商品を作り、おいしさを追求した冷凍ロースカツとなる。

うまさ本物。かつや全力ロースカツ(盛り付けイメージ)(出所:プレスリリース)

 1枚約115グラムと、食べ応えのあるボリューム感に仕上げ、解凍または加熱後に揚げたてのようなパン粉のサクサク感を再現した。電子レンジ、または自然解凍で、手軽に作りたてのサクッとおいしいロースカツを食べられるようにしている。

 アークランドサービスホールディングスの広報に発売の狙いを聞いた。

 「かつやの店舗に来店できる顧客だけでなく、店舗が近隣にない人、年配者などより多くの人にとんかつを手軽に、身近に食べてもらえる機会を作りたいという思いから、冷凍食品事業に参入しました」

 同商品を開発した際の苦労については以下のように話す。

 「レンジ加熱後のパン粉のはがれを防ぎ、サクサク感を実現するために、冷凍のフライ済み商品の課題だった点を商品設計により克服しました。同商品は、構想10年、開発3年を費やしており、試作したパン粉は90種類以上、衣の秘密部分に至っては200回以上の試作改良をしています」

 カツの品質を損なうことなく、レンジ加熱を可能とした専用容器も、こだわりの一つだという。

かつや店舗(出所:プレスリリース)

 同社は今後も、冷凍食品の製造販売事業に力を入れていく。「製造量をどのように増やし、より大きな販路につなげていけるかが課題」とした。

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