串カツ田中ホールディングスは米国時間の6月25日、米国オレゴン州ポートランドに新業態のカフェブランド「TANAKA」をオープンする。ヴィーガン対応の「カツサンド」や肉汁あふれる「メンチカツ」を提供。年間売上は3600万米ドルを目標としている。
以前より米国でのチェーン展開を検討していた同社では、コロナ禍の2年間をかけて準備を進めてきた。米国で住みたい街ランキング上位、豊かな自然に恵まれた美食の街で、ポートランド発のブランドを構築したい狙い。
国旗をイメージ
アルコールメインの居酒屋では文化的な違いなどから米国では受け入れられにくく、多店舗展開しづらいため、カフェブランドとした。米国で既に浸透している「Sushi」「Ramen」に続く日本の食文化として、カツサンド「Katsu Sando」を展開。「串カツ田中で培ったノウハウと伝承されたソースを継承し、食文化の発展につなげたい」としている。
店舗では1日3回焼き上げる自家製のミルクブレッドを使用した揚げたてのカツサンドを中心に、各種ペイストリーをカジュアルなカウンターサービスで提供。ポートランドで人気のコーヒーロースターと開発焙煎したオリジナルコーヒーバーも併設し、自家製パンやケーキと一緒においしいコーヒーも楽しめる。
カツサンドのソースは、串カツ田中のソースレシピを継承。化学調味料不使用でヴィーガンに対応できるよう、植物性の食材で再現した。ミルクブレッド(食パン)を店内で焼き上げ、具材は鶏、豚、魚、牛、ヴィーガンなどの数種類のサンドを提供する。
カツに使用する衣のパン粉は、自家製で焼き上げるパンから作成。跳ね返る弾力を食パンに持たせ、トーストしたカリッとした食感、パンの弾力、揚げたてカツの食感など、サンドからほとばしるジューシーさと食感が特徴となっている。
メンチカツにはローカルの豚と牛のひき肉を使用し、ミルクブレッドはバーガーパンに成型して店内で焼き上げている。ソースには、スパイスから引いたカレーと相性ばっちりの自家製福神漬けが、楽しい食感を添えるという。
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