全国の中古マンション価格 1位は東京・港区の9874万円 首都圏以外でトップだった地域は?2022年5月の相場を調査(1/2 ページ)

» 2022年06月28日 06時30分 公開

 不動産テックサービスを展開するワンノブアカインド(東京都港区)は、運営するマンション情報サイト「マンションレビュー」の保有データをもとに「2022年5月の全国市区町村における中古マンションの相場」を調査した。坪単価をベースに70平方メートルでの価格に換算した「中古マンション価格」ランキング1位は「東京都港区」(9874万3300円)だった。首都圏以外で最も高かったのは、23位の「京都市中京区」(4540万1300円)だった。

ワンノブアカインドは「2022年5月の全国市区町村における中古マンションの相場」を調査した(画像はイメージ、ゲッティイメージズ)

 中古マンション価格のランキングトップ100は、22年5月の対象件数(当月に販売履歴のある物件数)が30件以上ある全国206市区からトップ100を掲載した。全国1位は「東京都港区」で9874万3300円がランクイン。前月に続き1億円台を割った。次いで「東京都千代田区」「東京都渋谷区」と前回から順位変動はないが、「港区」「千代田区」は前月より上昇し、「渋谷区」は下落した。

 上位は東京都の市区が占めたが、17位に「武蔵小杉」のある「神奈川県川崎市中原区」がランクイン。首都圏以外で最も高かったのは、23位の「京都府京都市中京区」の4540万1300円だった。

「中古マンション価格」ランキングトップ100 1〜50位

 このほかに、推定価格が100位以内に入った首都圏以外のエリアは、66位の「沖縄県那覇市」(3235万5400円)、72位の「愛知県名古屋市中区」(3044万9700円)、86位の「広島県広島市南区」(2699万8100円)――となっている。

51〜100位

「中古マンション価格」騰落率ランキングトップ100

 22年5月と前年同月の坪単価を比較して算出した「騰落率」の全国ランキングでは1位が「神奈川県茅ヶ崎市」で+38.62%と、前年より約925万円上昇。次いで「埼玉県春日部市」「埼玉県さいたま市大宮区」で、上位5位までは騰落率が+25%を超えた。上位5位のうち3市区は埼玉県の市区がランクインし、前年の推定価格との差額が最も大きかったのは「埼玉県さいたま市大宮区」で、約1028万円も上昇していた。騰落率が100位以内の市区の割合は「東京都」が23%、「神奈川県」が20%、「埼玉県」が11%だった。

「中古マンション価格」騰落率ランキングトップ100 1〜50位
51〜100位
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