消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
リクルート(東京都千代田区)が発行する旅行情報誌「じゃらん」は、関西エリアの観光地に関するアンケートを実施した。2021年に宿泊旅行で訪れたことがある「もう一度行きたい観光地」の1位は、城崎温泉(兵庫県豊岡市)だった。
城崎温泉は、道智上人が一千日祈願して湧き出した「まんだら湯」が始まりとされ、20年に開湯1300年を迎えた。旅館の中にあるお風呂のことを「内湯」、外にある共同浴場のことを「外湯」と呼び、特に「外湯めぐり」で有名。
2位の白浜温泉(和歌山県西牟婁郡白浜町)は、道後温泉や有馬温泉と並び、日本三古湯に数えられる。海沿いには大自然が造った千畳敷や三段壁、円月島などの景勝地が点在し、その周辺にはアドベンチャーワールドに代表される大型アミューズメント施設が豊富で、マリンスポーツなどのレジャー拠点としても人気が高い。
3位には、ユニバーサルシティがランクイン。人気テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)や、ジンベイザメで有名な世界最大級の水族館「海遊館」(大阪市港区)などが集まっており、都市型観光としてコンパクトにまとまっている。
関西・中国・四国じゃらんの鳥羽舞衣子編集長は「絶景やテーマパークなど、温泉だけでなく周辺レジャーが充実している温泉地や、主要都市からアクセスしやすい近場の観光地がトップ10に多数ランクインした。その他、近さだけでなく、ニューオープンや話題のスポットも多いのが特徴だ」とコメントした。
調査は、インターネットで関西・北陸・岐阜・三重在住1036人を対象に実施した。調査期間は2月9〜11日。
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