以前、大手家電メーカーのテレビ担当者から、「若者のテレビ離れって言いますが、あれはテレビ放送離れで、テレビでゲームしたり、YouTubeを見たりはしてますから、テレビそのものは使っているんですよね」と言われたことがある。チューナーレススマートTVの広がりは、これをまさに示したものだ。
もちろんテレビ放送側も手をこまねいて見ているわけではない。民放キー局5局のテレビ番組が配信で見られるネットサービス「TVer」は、今年の4月よりリアルタイム視聴にも対応した。つまり、チューナーレススマートテレビでもアプリを入れれば民法のテレビ放送が見られるということだ。もちろんこの場合も、チューナーが内蔵されていないのでNHKの受信料はかからない。
今、「テレビ」の意味が大きく変化し始めている。チューナーレススマートテレビがそのきっかけになることは間違いない。
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