チューナーレススマートテレビが人気になっている一番の理由が、動画配信サービスの視聴機能、つまりスマート機能だ。大手メーカー製テレビの場合、低価格モデルにはスマート機能を搭載しないことが多い。つまり、3〜4万円で購入できる大手メーカーのテレビの多くはスマート機能を搭載しておらず、別途、Amazonの「Fire TV Stick」といったスマート機能を自分で取り付ける必要がある。ならば最初からテレビチューナーの代わりにスマート機能を搭載した方が良いと考えるはごく自然な発想だ。
また、そもそもテレビという言葉は、「テレビ放送」そのものを指す場合と、「テレビ受像機」という物体を指す場合がある。この2つの意味からも分かるとおり、物体としてのテレビは、テレビ放送を受像するためのチューナーを搭載しているのが当然だったわけだ。しかし「チューナーレス」テレビの登場により、物体としての「テレビ」の意味は大きく変わり始めた。
大手メーカーはまだチューナーレステレビを一般発売していないが、6月には、エディオンがTCLと組んで独自のチューナーレステレビを発売している。エディオンの製品で注目したいのは、低価格での勝負ではなく、動画配信サービス視聴、ゲームモード、Dolby VisionやHDR10などの高画質化機能、高音質機能Dolby Atmosなどを搭載している点だ。
エディオンがTCLと共同で開発した43V型「チューナーレス4Kスマートテレビ」は、クラウドファンディングサイトのMakuakeで先行販売を開始し、50台が即完売した。GoogleTVを搭載し、一般販売予定価格は4万9800円このようにスマートテレビ市場が大きくなれば、現在、様子見をしているであろう大手家電メーカーからチューナーレススマートテレビがいつ登場してもおかしくないと考えられる。
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