消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
食品大手のキユーピー(東京都渋谷区)は、会員制コミュニティサイト「キユーピー マヨネーズ ファンクラブ」で、マヨおにぎりNo.1を決める「マヨおにぎり食堂」キャンペーンを実施した。8種類のマヨおにぎりから好きなものに投票してもらった結果、3位は「えびマヨ」、2位は「明太マヨ」、1位は「ツナマヨ」となった。ツナマヨは、総投票数2万9190票の約4割を占める1万1819票を獲得し、圧倒的な人気を集めた。
2021年度のおにぎりのTI値(食卓のメニュー出現頻度)は前年比125%と大きく伸長し、食卓への登場回数が増えている。昨今の小麦の価格高騰を受けて、おにぎりなど米を使ったメニューが改めて注目されているようだ。
こうした背景を受けて6月から実施した「マヨおにぎり食堂」キャンペーンは、14年のファンクラブ開設以来、8年間に実施した投票企画で最も投票数の多い企画となった。
ツナマヨへの投票者からは、「ツナのうま味がマヨネーズのおいしさを最大限に引き出してくれて、白飯との相性抜群!」といった「マヨネーズとツナの相性の良さ」にまつわるコメントが多く挙げられた。また、コメントの傾向を分析すると、ツナマヨおにぎりが愛される理由として「食べやすさ」「アレンジのしやすさ」という2つのキーワードが見えたという。
また、8種類のマヨおにぎり全体に対するコメントを分析した結果、「キユーピー マヨネーズがおにぎりに合う理由」は大きく分けて「味」と「機能」によるものだということが分かった。
アンケートでは、投票の対象とした8種類以外に30種類以上のオリジナルのマヨおにぎりのアイデアが寄せられたという。例えば、「コンビーフマヨ、刻みたくあんマヨ、サバマヨ、アボカドワサビマヨ、じゃこマヨ、ほたてマヨ、カニカママヨ、納豆マヨ、カリカリ梅マヨ」など。
キユーピーは、「キユーピー マヨネーズは、『卵黄タイプ』で、450gには3.6個分の卵黄を使用している。卵黄をたっぷり使用することで、キユーピー マヨネーズならではの『コクとうま味』を作り出している。また、お酢はリンゴ果汁やモルトなどを原料にキユーピー独自の技術で醸造した風味豊かな専用酢を使用している。これらの原料へのこだわりで、キユーピー マヨネーズは洋風調味料ながらご飯はもちろん、さまざまな食材に合うと評価された」とコメントした。
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