オフィスや家でおなじみのグリコ 微増収減益で秋へ向かう

» 2022年08月05日 18時44分 公開
[金子正道ITmedia]

 江崎グリコは8月4日、2022年12月期第2四半期の決算を発表した。売上高は1391億円(前年同期比0.9%増)、営業利益は69億円(同31%減)だった。国内では菓子、特に冷菓が不振で、海外では中国のロックダウンも上海に工場を持つグリコにとって大きな痛手であった。

 中国を除くと2.9%増収となった。また、原材料価格の上昇が減益の大きな要因になった。

photo (出所:江崎グリコWebページ)

 江崎グリコの売上高は国内が8割、海外が2割となっている(22年12月期第2四半期現在)。

 今回、期初に出した通期計画を見直した。売上高は前年度実績の2926億円に対し、当初計画が3033億円だったのを3010億円に、営業利益は同193億円に対し、当初の205億円を150億円に、当期純利益は同135億円に対し、当初の140億円を110億円と下方修正した。

photo (出所:筆者作成)

 江崎グリコは今年、創業100年を機に40年続いた江崎勝久氏から長男への社長交代を実現した。半期を経て、8月23日から値上げと内容量変更を順次実施する。消費者に受け入れられるかどうか、さらなる価格改定も選択肢に入れている。

photo (出所:Press Release)

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