消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ニフティ(東京都新宿区)は、運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」訪問者を対象に、「インターネット上の友だち(以下、ネッ友)」に関する調査を実施した。小中学生に「今、ネッ友はいるか」を聞いたところ、59%が「いる」と回答した。
本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、現在ネッ友はいるか、どうやって知り合ったのか、実際にネッ友と会ったことがあるか、などについてアンケートを実施し、1465人から回答を得た。
ネッ友と知り合ったきっかけを尋ねた。1位は「ゲーム」で48%、2位は「LINE」で23%、3位は「Twitter」で19%、4位は「TikTok」で11%、5位は「Instagram」で9%だった。1位の「ゲーム」以外はSNSが上位にランクインした。
「ゲーム」と答えた人に、何のゲームか聞いたところ、「Apex Legends」「フォートナイト」などのクロスプラットフォーム対応のゲームや、「sky 星を紡ぐ子どもたち」などのスマホアプリゲームが多く聞かれた。
実際にネッ友と会ったことがあるかの問いに、「ある」と答えたのは15%だった。ネット上で交流を深めても、直接会うまでには至らないケースが多かった。
ネッ友の良いところはどんなところか聞いた。「あまりお互いのことを知りすぎていないから気軽に話せる」「いつでも話せる。いつでも縁を切れる」「ネットを通していろいろな人と友だちになりやすい。趣味が同じ人ともつながりやすい」「リアルの顔や外見で判断されないところ」などの声が聞かれた。お互いのことをあまり知らないからこそのメリットや、ネッ友は「いつでもどこでも話せる」「わざわざ外出しなくても遊べる」など、時間を気にしなくていい関係性を評価する意見があった。
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