日用雑貨の販売などを手掛ける東亜産業(東京都千代田区)は、「新型コロナウイルス抗原検査スティックTM」計140万本を、全国の各自治体に無償で提供する。8月10日までに申し込みがあった自治体を対象とするという。自社のCSR(企業の社会的責任)活動を広くアピールしていく狙いがあるとみられる。
新型コロナウイルスが変異を続け、全国的に感染拡大が収まらない中、お盆には帰省などで多くの人の移動が予想される。東亜産業は「このお盆に入る前に素早く届けることが必要である」と考え、返答した自治体には3営業日以内に本製品を発送する体制を整えた。
「抗原検査スティック」は全長8センチと携行性に優れ、場所を選ばずにセルフチェックができる製品。日本製で変異株に対応し、現時点で「オミクロン、ラムダ、デルタ、ガンマ、ベータ、アルファ変異株」の検出が可能だ。
検査測定時間は約10分だという。検査スティックの先端部分を舌上に置き、口でくわえるだけで検査できるようにした。
全国の各自治体にはすでに案内を配送済みだという。8月10日までに返信した自治体を対象とする意向だ。
同社は、民間のPCR検査センターなども運営。2020年にも、マスクやアルコールが全国的に商品不足に陥った際、全国の自治体にマスクやアルコールハンドジェルなどを寄付している。
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