賢い経営者は、「DX」という言葉に躍らされてはいない想像通りの結果に(4/4 ページ)

» 2022年08月09日 08時04分 公開
[INSIGHT NOW! 編集部INSIGHT NOW!]
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 すでに賢い中小企業の経営者は、もはや「アナログからデジタルへ」など考えず、自分のビジネススタイルにあった数々のクラウドサービスをローコストで使いこなし、業務プロセスのスピードアップとコストダウンを図っている。

 さらに、進歩的な経営者は、「売り・買い」両方のマーケットをグローバルに求めている。要するに、DXうんぬんとは関係なく、自分のビジネスにプラスであれば、何でも取り入れていく柔軟性を持つことこそが大事だ。逆にアナログ的なサービスを重視し業績を上げている企業も多い。

 国がこうしたDXに関する提言や調査を行うのも悪くはないが、もう少し実態をつかんだうえで、スピードアップを邪魔するような制度や法律、たとえば、アナログの極みのような行政サービスや契約時の捺印や印紙など、少しずつでもいいので、改善してほしいものだ。(INSIGHT NOW! 編集部)

グラフはすべて、独立行政法人 中小企業基盤整備機構「中小企業のDX 推進に関する調査」から引用

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