消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ソニー損害保険(東京都大田区)は、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18〜59歳の男女1000人を対象に「全国カーライフ実態調査」を行った。エコドライブをしていそうなアニメキャラを聞いたところ、1位は「ドラえもん」(101人)が選ばれた。
エコドライブは、乱暴な運転をせず、ゆっくりと加速しゆっくりとブレーキをかける、車間距離にゆとりを持つ――といった丁寧な運転を指し、環境負荷の軽減や、交通事故の減少につながると期待されている。
ドラえもんに続き、2位は、同じくドラえもんの人気キャラクター「野比のび太」(34人)が選出。3位は「フグ田マスオ(サザエさん)」(31人)、4位は「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」(27人)、5位は「アンパンマン(それいけ!アンパンマン)」(21人)、6位は「江戸川コナン(名探偵コナン)」(17人)だった。
性格が穏やかなイメージのキャラクターや、規律を守る真面目なキャラクター像がドライブ時のイメージにも投影され、エコドライブと合致すると感じる人が多い傾向がうかがえた。
調査ではこのほか、1カ月あたりの車の維持費が平均1万2800円となり、昨年調査から1100円の大幅増となったことも分かった。コロナ禍で自家用車を使う人が増え、走行距離が伸びたことや、ガソリン価格の高騰などが影響しているとみられる。
また、運転時に恐怖を感じることの1位は、昨年2位だった「あおり運転による事故」となった。ドライブレコーダーの搭載率は49.3%で、昨年調査から6.3ポイント上昇したことも判明した。
今回の調査は、自家用車を所有し月に1回以上車を運転する18〜59歳の男女を対象に、インターネットで行った。期間は22年6月17〜20日、有効回答数は1000人。
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