東京商工リサーチは、2021年度「平均年間給与」調査を実施した。その結果、上場企業3213社の平均年間給与(以下、平均給与)は605万5000円であることが分かった。18年度に並び、この10年間で最も高い水準となっている。
まず21年度の平均給与の前年度増減を見た。すると上場企業3213社のうち、前年度と比較可能な3102社の約7割(2087社・構成比67.2%)で、平均給与が増えていた。
一方、減少した企業は993社(同32.0%)で、横ばいは22社(同0.7%)だった。「増加」企業数の割合が、「減少」企業数の割合を上回ったのは2年ぶり。コロナ禍でも上場企業は業績回復が進み、賃上げにつながったものと考えられる。
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