「ふるさと納税」寄付額が多い都道府県 3位「佐賀県」、2位「長野県」、1位は?市のトップは「北海道紋別市」(1/2 ページ)

» 2022年08月12日 11時45分 公開
[ほしのあずさITmedia]

 ふるさと納税市場の調査分析を行う「ふるさと納税総合研究所」(大阪市)は、総務省が発表した「令和4年(2022年)度ふるさと納税に関する現況調査」の結果から、2021年度のふるさと納税寄付額を「市」「区」「都道府県」別に分析した。

 それぞれの1位は、市が「北海道紋別市」(152億9676万円)、区は「東京都墨田区」(9億6487万円)、都道府県は「山形県」(24億7380万円)だった。

ふるさと納税 ふるさと納税総合研究所が「ふるさと納税寄付額」を分析した(画像はイメージ)

 「市」の2位は「宮崎県都城市」(146億1619万円)、3位「北海道根室市」(146億456万円)と続いた。

 宮崎県都城市は、これまで15年度、16年度、20年度と、3回日本一になっており、ふるさと納税を代表する自治体の一つ。自治体ブランド向上と市内事業者支援を戦略として掲げ、ふるさと納税制度を戦略実現のために活用している。

 自治体の認知とブランド向上のため、当初はかなり思い切った還元率を設定し、法律で規制される前から返礼品を市内生産品に限定していた。 

ふるさと納税 自治体ごとの寄附受入額(市の部)(ふるさと納税総合研究所調べ)

区のトップは「墨田区」

 「区」の部は、1位の「墨田区」に続き、「渋谷区」(4億4270万円)、「目黒区」(3億5689万円)と続いた。

 トップの墨田区は、都内にありながら伝統工芸品などの地域産品が豊かで、区としては早めにふるさと納税の取り組みを強化した自治体。2位の渋谷区は、レストランや宿泊、体験サービスなど都会ならではの返礼品を用意し寄付額を伸ばした。

ふるさと納税 自治体ごとの寄附受入額(区の部)(ふるさと納税総合研究所調べ)
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