職場に尊敬できる上司がいるかの問いに、「いない」と答えた人が50.6%と半数をやや上回った。半分以上の人が尊敬できる上司がいない職場で働いていることが分かった。
職場に尊敬できる上司がいると回答した人に「尊敬できる上司の特徴」を聞いたところ、1位は「部下を気にかけている」(67人)、2位は「仕事ができる」(49人)、3位は「責任感があり部下を守れる」(44人)、4位「話を聞いてくれる」(42人)、5位は「教育力・指導力がある」(41人)だった。
尊敬される上司ほど、忙しいときでも部下のことをよく見て声をかけていて、仕事の進捗状況はもちろん「体調面」「育児・介護など家庭の事情」にも気を配っていることがうかがえた。また、能力面で尊敬できるという声もあった。
コンサルティング業を行うGentle(東京都新宿区)の中村成博代表は、「働いていると『私は職場で必要とされているだろうか』と不安に感じることがある。それを解消してあげられることが尊敬できる上司であり、そのためには日々部下に関心を持ち、ちょっとした変化に気づくことが必要。『何か悩みがあったら言えよ!』ではなく、上司からちょっとした変化に気づき声かけするコミュニケーションが、信頼関係を積み重ねていく」とコメントした。
調査は、 全国の働く男女を対象にインターネットで行った。期間は7月25〜26日、有効回答数は500人(女性291人、男性209人)。
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